南紀和歌山の釣太郎

オキアミQ&A オキアミについての素朴な疑問

釣太郎博士

Q:沖アミはどうして赤っぽいのと白っぽいのがあるの?

A:沖アミは南極産のものです。
水温が高い夏期(12月~2月)が産卵期前にあたりオス・メス共に異性の気を引くために体を赤く染めるそうです。
その時期を過ぎ冬場になると水温の低下と共に体の働きが鈍くなり、体の色素が減り、やや白っぽくなり身も引き締まってきます。
つまり鈎持ちも良くなるのです。
ちなみに産卵期のオスはメスを抱きしめるために手足が長くなるそうです。

Q:魚は何色の沖アミが好きなの?

A:釣り人としては白くて身の引き締まった鈎もちの良い沖アミのほうが良いのですが、
肝心の魚のほうは赤身を使った人のほうが釣果が良いという事もままあるようです。(白色の沖アミより目に付きやすいのかな?)
特に回遊魚は赤身の方が効果的といわれています。
九州地方では赤身を好む人が多いそうです。また白いからといって良いものとは限りません。
鮮度が落ちてもローソクのような白さを保ちます。その後消化酵素の影響により黒くなっていきます。

生オキアミ

Q:沖アミやアミエビは食べられるの?

A:獲れたての沖アミやアミエビは透き通っており、実は甘エビのように美味しいものです。
船員さんは刺身しょうゆで頂くそうです。しかし油分が多いのでそうそう沢山は食べられないとのこと。
なお食用としてのアミエビは塩辛の原料として出回っていることが多いそうです。

Q:沖アミに適する保存温度は?

A:沖アミはたんぱく質と消化酵素が多いので、温度が5℃を超えると消化酵素の増加で身が柔らかくなってしまいます。(冷凍すれば別)
保管は-30℃が理想です。
鮮度を保つにはせめて-25℃以下でないと難しいようです。
ちなみに刺しエサに使われる沖アミは半年から1年くらい冷蔵庫で寝かします。
すると身が締まり鈎持ちの良いサシエサとなるのです。

博士

Q:沖アミはどんな所で生きているの?

A:南極の氷山の下で群れをなして生活しています。
主にプランクトンを食べています。しかし最近は温暖化の影響で氷山が減少し住みにくくなってきています。
いずれ沖アミの数も減少していくだろうと云われています。
ちなみに沖アミの天敵はクジラ、ペンギン等です。一番は人間かも知れませんね。

氷山

Q:黄色くなっているものがあるけど大丈夫?

A:これは沖アミが食べたプランクトンが腐ってきたものです。
これが長期間になると黒くなってきます。
品質には問題はありませんが、黒くなってきたら避けておいたほうが無難でしょう。
ちなみに黒くなった沖アミのことを業界では「エグイ」と言います。

Q:沖アミのサイズについて教えて

A:頭の先から尻尾までの長さを言うのではなく、目玉から尻尾までのサイズを指します。
メーカーによってもサイズは異なりますがだいたい下記が基準となっております。
Sサイズ:  ~30mm
Mサイズ:30~40mm
Lサイズ:40~50mm
LLサイズ:50~55mm
3Lサイズ:55~60mm
しかし一匹づつ計ることは無理なので一網(約5トン)から約100匹を取り出してサイズを測るので多少の誤差はどうしても生じてしまいます。

生オキアミ 生オキアミを加工したもの

Q:どうしてにおうの?

A:沖アミ独特の匂いは沖アミ自身にあるタンパク質やアミノ酸等が腐ったところから発生します。
どうしてもナマ物のため、そうなってしまいます。
アミエビの匂いも同じ原理から発生します。

Q:沖アミはエビの仲間なの?

A:エビと同じ甲殻類ですがエビと違ってエラ呼吸ではなく肺呼吸で、手足の数も違います。
沖アミは約80種類あるそうです。
ちなみに寿命は6年くらいといわれています。

Q:沖アミとアミエビはどう違うの?

A:同じ仲間同士ではありますが、アミエビはプランクトンの一種です。
自分よりさらに小さなプランクトンを食べて生きています。寿命は現在不明です。
サイズは普通20mm位。最大で25mmくらい。
尚、三陸地方の人はアミエビのことを沖アミと呼んでいます。

サシ専用アミエビ

Q:アミエビはどこで獲れるの?

A:主な漁場は岩手、宮城、福島、茨城です。
岩手・宮城で獲れたものを「三陸もの」福島・茨城で獲れたものを「常磐もの」と言い、特に三陸ものが上質とされています。
漁期は2月末~6月上旬ですが特に3月中~4月末が良質です。
外国にもアミエビはありますが加工技術等で日本産のほうが品質的には優れています。
刺し専用のアミエビは北海道の礼文島、積丹半島近くのものをつかいます。


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